Imagine #2: 発達障害当事者による講演会


11月21日午後、障害者の就労支援事業所フードバンク八王子ワークスにて、発達障害の他、様々な病歴を備えた「三木マシュー氏」の「Imagine #2」と銘打った当事者による講演会を開催しました。 これは、スタッフの小島が主導して企画立案している一味違った講演会で「一人の当事者の人生と内面を、対話することを通じて「お互いに」想像してみる」ことを目的としています。 今回もまた、非常に興味深い企画を立ててくれました。

冒頭、いきなり踊りながらワークスに入ってくるマシュー氏。参加した利用者のみなさんは呆然として、為す術もありません。 実は、マシュー氏は、有名なダンサーであり、その他にも様々な「顔」を持っていらっしゃる多才な方です。しかし、そのようなことを、利用者のみなさんが知るはずもありません。 わかるのは、ただ、眼の前にヘンな人がいることのみ。

しかし、このヘンな人は、縦横無尽に、自分の(黒)歴史、複雑怪奇な病歴などを語り始めます。 笑いを交えながらも、徐々に、みんなが彼の話に引き込まれていきました。

彼の基本的なメッセージは、ある意味で、実にシンプルなものでした。 自分の障害は、唯一無二の自分の個性を形作る不可欠な要素だ、と。 障害とは、確かにネガティブな側面もあるけど、同時にポジティブな側面もあり、それを自分の人生の中で、どのように活かすか、それが大事。その実例として、この自分を見てほしい、と。 マシュー氏は、この力強いメッセージに乗せて、様々なことを語ってくれました。

最後は、画家としてのマシュー氏の作品鑑賞でした。 10枚近くの作品を持ってきてくれて、テーブルの上に並べます。あちこちから、嘆声が漏れてきました。 彼にはプロの画家としての「顔」があり、彼とは窮地の、いや旧知の間柄である私自身も、彼の作品を見るのは初めてでした。 その落差に、ちょっと驚いたことを正直に告白します。 もっと違うタッチ、違う色調を、何となく予想していたのですが、見事に裏切られました。 波乱万丈の人生を生きてきた彼がアウトプットした作品は、むしろ暖かみのある、清潔で、精緻なものでした。(彼の作品の写真を掲載するのは控えます)

世の中には、いろんな人がいる。 障害をかかえても、いろんな生き方をしている人がいる。 そんなことは、ただの知識としてならば、誰もが知っていることです。 しかし、現実に、目の前に、その実例としてマシュー氏が存在していることの衝撃。

マシューさん、本日は、ありがとうございました!


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